イベント

【参加者募集】「バングラデシュの子どもたちの未来のために」チャリティーイベント開催

本格的な夏を前に暑い時期となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

本日は、バングラデシュで受験勉強に励んできた生徒たちを労い、次の生徒たちの受験支援のためのチャリティーイベントをご案内させていただきます。

どうぞ最後までご覧いただけますと幸いです。

プレッシャーと戦いながら勉強に励んできた

かつてアジア最貧国と言われていたバングラデシュの農村で、代表・三輪が出会ったのは、「家にあかりがないから」という理由で街灯の下でひたすら教科書を読み返し、一生懸命勉強している子どもたちでした。

子どもたちが勉強する理由の多くは「家族を助けたいから」…

超学歴社会のバングラデシュにおいて貧困から抜け出すには、安定した給与を貰える仕事を得るためにバングラデシュでもトップクラスの大学にいくことが近道だったからです。

しかし、塾へ通うお金がなく、受験勉強を教えられるような先生がいない農村という環境下では、教科書を読み返すしか勉強する術がないというのがバングラデシュの農村部の子どもたちの現実でした。

都市部と農村部の教育格差を目の当たりにした代表・三輪は、生まれた環境に関わらず誰もが質の高い教育を受け、未来を切り拓いていけるようにとバングラデシュのある農村から、映像授業での教育支援をスタートさせました。

プレッシャーと戦いながら勉強に励んできた

※初年度、集会所で映像授業で勉強する高校生


村の集会所にパソコンを設置し、村の高校生たちがバングラデシュでトップクラスの講師による映像授業を受けられるようにした2010年から2022年まで、毎年連続でバングラデシュ最高学府のダッカ大学含む難関国立大学合格者が誕生し、累計550名以上もの生徒が未来を切り拓いていっています。

そして今年も5月にダッカ大学の入試がスタートし、いち早く合格を手にした生徒から喜びの声も届き始めています。

一方で残念ながら不合格となった生徒もいますが、合格不合格関わらず人生を切り拓くためプレッシャーと戦いながら受験勉強に励んできた生徒たちを労うとともに、次の受験支援に向けたチャリティーイベントを開催することにいたしました。


「バングラデシュの子どもたちの未来のために」チャリティーイベントのご案内

「バングラデシュの子どもたちの未来のために」チャリティーイベントのご案内

チャリティーイベントには、受験に挑んだ生徒を招待し、皆さまと生徒たちをオンラインでつなぎたいと思っています。

皆さまからのチャリティー募金は、生徒および生徒をサポートしてきた大学生コーチを招待するための会場費と軽食、交通費、さらに次の受験支援のための活動費用に充てさせていただきます。


【開催日時】 ←Update!
2023年8月5日(土) 日本時間13:15〜15:45(※)
(※)初回ご案内時点の「午前10時30分〜(予定)」から時間を変更しています。
リアルタイムに交流ができることを心待ちにされていた方もいらっしゃったと思います。

企画の過程でお時間が変わってしまい、誠に申し訳ありません。

募金にご協力いただきながら当日参加できない方や、正式な時間の確定によりご参加が難しくなってしまった方につきましては、後日イベントの様子の録画を、ニュースレターにて共有させていただく予定です。


【参加方法】
以下フォームよりチャリティー募金の金額を1000円〜お選びいただけます。

チャリティー募金はこちら

※寄付金控除により最大約40%が還元されます
※チャリティー募金いただいた皆さまへは、イベント前日にバングラデシュにいる生徒たちとつながるためのZoomリンクをお送りいたします。


【チャリティー募金の使途】

今回50名の生徒と10名の大学生コーチを招待したいと考えており、

・生徒&大学生コーチ計60名+イベント運営スタッフ約10名、合計70程度を収容可能な会場費

・会場までの交通費(生徒&大学生コーチ分)

・軽食代

合計で日本円で最低24万円が必要となっており、皆さまからの募金は生徒と大学生コーチを招待し今回の挑戦を労うために必要なこれらの費用に充てさせていただきます。

また、24万円を超えた分は次の受験に挑む生徒たちへの支援活動に充てさせていただきます。

万が一24万円に満たなかった場合は、残念ながら招待できる生徒や大学生コーチの数を減らす他なくなってしまうため、全員招待、さらに次の受験に挑める子どもたちの数を1人でも増やせるよう皆さまからの温かいご支援をいただけますと幸いです。

※12,000円のご寄付で2000の映像授業が入ったタブレットを高校生2名に届けることができます

もう一つの目的は、生徒と生徒をつなぐこと

私たちe-Educationが支援している生徒たちは、ビル街に予備校が乱立する首都ダッカとは180度かけ離れた、木々が生い茂り予備校はおろか受験勉強を教えられるような先生のいないバングラデシュの農村部に住んでいます。

都市部と農村部では経済格差や教育格差だけでなく、人間関係や価値観にも大きな差を感じることがあります。

例えば都市部では、女の子が大学へ行くことに対して比較的肯定的な家庭が多いのに対し、農村部では
「大学進学よりも結婚してほしい」
「村を出て都会で一人暮らしするなんて」
と、女の子ほど、親から大学へ行くことに反対される傾向にあります。

その背景には貧しさや伝統的価値観がありますが、親に反対されても生徒が大学進学を目指すのは、“貧しい家庭を支えられるだけの仕事に就くため”だったり、こうした価値観に縛られ“どうせ無理”と夢を持つこと自体諦めてしまわずに、“やれば出来るんだ”と自らが希望になりたい子もいるのです。
もう一つの目的は、生徒と生徒をつなぐこと

※農村部と都市部の間に格差が


しかし、親に反対されながらも、家族のため、夢のため、大学進学を目指して勉強を続け、見事ダッカ大学合格を果たした生徒の中には、進学後に悩みを1人抱えこんでしまい精神的に苦境に陥ってしまう子がいました。

e-Educationスタッフが合格した生徒にインタビューを行ったときのことです。
「父は反対していて、大学合格した後も、今も良くは思ってくれていないです。でも母がすべてサポートしてくれて、本当に感謝しています。」
と言っていた女の子がいたのですが、彼女がとても感謝していた母親は、彼女がダッカ大学に合格した後、程なくして病気で亡くなってしまっていました。

彼女は農村部出身で、ダッカ大学に通うため首都ダッカにある寮に引っ越してきましたが、母親が亡くなってしまったことに加えて、生まれ育った村では近所の人たち全員が家族のようで孤独を感じたこともなかったのが、ダッカでは
「誰も私のことを気にかけてはくれない」
と孤独感に苛まれていました。

かといって、遠く離れた実家に気軽に帰れるわけでもなく、今でも大学へ行くことに反対している父親に悩みを話したら「大学なんてやめろ」と言われかねません。

彼女は、孤独感を抱えながら、帰りたい気持ちと、帰れない現実、夢を叶えたい気持ちの間で葛藤していまいました。

生まれた育った村とは、何もかもが違うダッカで気後れもし、周りに頼れる友人もおらず、家族にも頼れず、誰にも悩みを話すことも出来ずにいた彼女の存在を知り、他にも同じ様な悩みを抱えてしまっている生徒がいるのではないか?と現地スタッフにも相談してみたところ、
「丁度アルムナイ(卒業生・同窓生)のコミュニティを作れないか?という話もしてたんだよね」
と現地でも合格後の生徒を何かサポート出来ないだろうかと話が挙がっていました。

※e-Educationの支援を受けた生徒たち


今回のチャリティーイベントは、皆さまと生徒をつなぐだけでなく、生徒と生徒をつなぐ、はじめの1歩でもあります。

経済的にや学習環境に課題があり、同じe-Educationで支援を受けて学び、同じ大学に合格した生徒たち。
場所は違えど、同じように農村部で生まれ育ち、初めて都市部で生活をする不安とワクワク。

それらを共有できる仲間との出会いは、生徒たちにとって大きな支えとなるでしょう。

いつか、チャリティーイベントでの出会いがきっかけで、ビジネスパートナーとなったり生涯の友が出来る生徒もいるかもしれません。

だからこそ、今回のチャリティーイベントに出来る限り多くの生徒を、そして生徒の学習面と精神面をサポートしてくれた大学生コーチを招待したいと思っています。


「バングラデシュの子どもたちの未来のために」チャリティー募金は8/2まで

今回のチャリティー募金は、生徒たちの未来にとって大切な出会いを生み出すことにもつながります。

そして、日頃より応援をくださっている皆さまと生徒たちがオンラインで顔を合わせることで、遠く感じていた距離はもっと身近になり、皆さまと生徒たちが喜びを共有し合えることで仲間としてのつながりも感じられると思っています。

50名の生徒と10名の大学生コーチを招待し、皆さまと出会い、生徒同士でつながる場をつくるため、何卒ご支援のほどよろしくお願いいたします!


チャリティー募金はこちら

※寄付金控除により最大約40%が還元されます


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